教室内にある”教具”⇒使えるzo!
教具の中でしばしば用いられる画像ですが,しょせん液晶 or スクリーン画像なので教室内にある”実物”のリアリティ・迫力には負け!です.

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■ 教室内に備わっている身近なモノゴトに数理の目を当てましょう.コストも時間もかかりませんし.
直方体としての教室を活用する
例1 教室自体①
■ 教室は一般的に直方体です.これを活かさない手はありません.特に,空間認識力向上に繋がります.

Q1
(1) 天井までの高さh はどれくらいでしょうか.
(2) 辺a, 対角線b のなす角θ を求めてください.
(3) この教室の対角線(もっとも長い)を求めてください.
<解説>
■ (1) 試しに学習者(小~大学)にhのおよその値をノートに書かせてチェックしてみてください.
※口頭の場合,他メンバーの答に影響されるので実態が把握できません.
※通常,2.4m~3.0mですが,”とんでも数値”(5mや8mとか)が登場するかも.かつて10mとした学生もいたとか.
(2) もちろんθ=90°ですが, 見えない・思えない ヒトが少なからずいます.
※別場面ですが右図で∠OAM=θ=60° と答える高校生はかなりいます.特効薬はありません.が,まずは教室内で観察視点をシャープにして,空間認識力UPにつなげましょう.
※「 θ<60°」まではナットクさせたいものです
(3) √a²+b² で求められます(←三平方の定理を2回使用).

例2 教室自体②
■ 次の画像は,A市のある小学校6年生クラスの「床」の紹介です.

■ 教卓の近くの床に1m² の正方形がテープで区切られています.算数の時間だけではなく,4月以降,日常的に・つねに子どもたちの目に入るようになっています.
この正方形が実際,どのように活用されたか,想像するだけで楽しくなりますね.
⇒ したがって,このクラスの子どもたちは,たとえば「5m²の広さ」と聞けば,「教室のあの正方形の5ヶ分」とイメージが湧くことでしょう.
※なお,この教室側面には,1mmグラフ方眼紙で正方形状に作った1m²の用紙が貼られていました.つまり,1m²=10000cm²=1000000mm² の体感図です.100万という数値を目の前で一覧できるワケ.凄いことだと思いませんか?
生徒も「教室内」の一部
例3 生徒の活用(授業に巻き込む)
■ 教室内で目の前にあるのはモノばかりではありません.生徒がいます.この際,生徒にも「教具」として参加してもらいましょう.

■ 次のような説明をして生徒らを「巻き込み」ます.
①「ここに1⃣~5⃣のカードがあります.これらを一列に並べて5桁の整数をつくります.43152,25143などです」
②「何通りの整数ができますか?」
③「そうだね.今,声があがったように,5!=120 で,120ヶの異なる整数ができますね」
④「今,このクラスは何名いるの?25名ね.では,皆さん,各自1~5までの数を1回だけ使用して,適当に5桁の整数をノートに書いて伏せてください」
⑤「全部で120通りの整数ができますが,そのうち,25名にそれぞれ適当に整数を書いてもらいました」

⑥「私は断言します.今,25名の皆さんにそれぞれ勝手に整数を書いてもらいましたが,同じ数字が少なくとも1組はあります.100%保証はできませんがほぼ確実です!」
⇒ エッー?,ウッソー!などの声
⑦ では実際に数値をオープンにして皆で照合してみて・・・(以下,略)
■ 次のような計算により,25ヶの整数のうち,少なくとも1組が同じ数である確率は93.2%ですので,同一となる整数が存在することはほぼほぼ確実です.
⇒ 教室内は大いに「盛り上がる」こと期待可!.教室内の生徒も時には「教具」と見なして登場させるべき.数理が自分事として感じられます.

⇒ 上記計算では,カシオの計算ソフトke!sanを利用(超便利なソフトです)
⇒ 本問は,よく知られている課題「n人の集団の中で,少なくとも1組は同じ誕生日である確率」へと発展できる
<補足>
■ 「教育はヒトなり」は古今東西,教育の「真理」を説いていますが,「すぐれた教育環境」も必須要素です.紹介した小6クラス環境には学ぶべきことが多々ありますね.
■ 次回テーマは「循環論法」(予定)です.現状ではテストの点数には影響しないテーマでしょうが・・・
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